乳がんの手術
乳がんの手術の縮小化が進んだのは実はたった十数年までからです。つまり、それまで乳がんの場合には乳頭や乳房を残さないようにされてきました。アメリカでは、35年以上も前から早期の乳がんに対し、手術の範囲を縮小する方向に進んできましたが、日本で乳頭や乳房を残す手術がこころみられるようになったのは、ほんの十数年前ぐらいからです。
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乳がんに対する考え方も違いましたので、このような差が生まれたと現在では考えられています。アメリカでは【乳がんは全身病】という考え方をされています。違うところも非常に多いですが これは病気を全身から捉える東洋医学の考え方になんとなく似ている部分があります。がんという症状が乳房など患部にたまたまあるだけで、乳がんが発見されるころには全身のいたるところにがんの芽がある可能性があるために、乳がんは全身病と考えられているのです。
逆に日本では、乳がんは乳腺などある一定の部分で増殖しはじめ、がん細胞がある程度の大きさになった時点で転移巣を形成し、その後にがん細胞が血流に入って遠隔転移を引き起こすようになると考えられています。そのために、全身に転移する前に乳がんと転移する可能性があるリンパ節を一緒に切除することによって万が一に備える措置を取られていたです。
しかし、乳がん以外にもリンパ節の大部分を切除したとしても健常な方の生存曲線と比べてみても同じにはなりませんでした。つまり、乳がんが発見されたころには全身のいたるところに存在する可能性が認められたのです。
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